屋鳥の戦い 重長 jpsmoronobu51

屋鳥の戦い 重長

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屋鳥の戦い 重長
細判漆絵 36.5×15.8cm
落軟:書工西村重長筆 板元:伊賀屋勘右衛門
所蔵:セオドア・シャイベー
「はんもと もとはま丁 いがや」とある六角印を刻しています。
 関東の荒武者源氏の軍兵に追い落とされて、平家の公達らは敗走また敗走、錦旗を擁するものの、落ちるところ秋風いたるところの野に満ち、赤旗をひるがえしては瀬戸内の島々港々を放棄しては西へ西へと落ちのびていきました。『平家物語』、『源平盛衰記』などと、敗軍のあわれにも優雅な悲愁物語がかたりつづられています。夕ぐれ舟端に立って笛を吹く人あり、響は遠く煙波をかすめて三軍ひとしく耳をそばだつもあり、こぎ出した屋形船のへさきに一婦人立って扇の的をかざすのを、那須の与一、強弓を張ってひょうと射るに、ねらい誤たず的を射おとしたと物語る。遊戯じみた話であります。おそらくこの絵は与一を写す図が左の方にあって続くのでしょう。
西村重長 Nishimura Shigenaga

ウィキペディア 西村重長

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