納涼美人 春章 jpsShunsho44

納涼美人 春章

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納涼美人 春章
柱絵判錦絵 69.2×16.71
落款:膀川春章図 板元:不明
所蔵:東京国立博物館
 柱絵を多く作ったものは湖竜斎や春信、文調たちであったのも、時代の指向を示しているようです。明和から安永にかけて、十八世紀後半にいたって町人や一般世衆の生活にゆとりが出てきて、生活環境を美化する世風に達したのでしょう。春信の錦絵二十余枚を貼装した衣類を包むたとうを見ましたし、戦後丹波篠山で英山らの絵をはった同種のものを見ました。錦絵のこのような使用法もあったでしょうが、多くは把玩品でしたのに、実用品の柱絵が大量生産された生活文化の背景は留意されねばならないでしょう。
 春章の柱絵はのこるもの多くはないようです。第43図とほぼ似た柱絵で肉筆作が応挙にあり、それを京都島原の角屋でみましたが、版摺大量化して料亭などでも使用したのが柱絵判でしょう。湯上がりの浴衣で縁先に涼を納れる美貌はまた格別の香りで、源氏文に花かごの団扇が、柔軟美強調のポイントです。
勝川春章 Katsukawa Syunsho

Wikipedia Syunsho

ウィキペディア 勝川春章

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