相撲力士絵 春好 jpsShunsho49

相撲力士絵 春好

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相撲力士絵 春好
間判錦絵 31.4×21.6 cm
落款:春好画 板元:不明
所蔵:高橋コレクション
鷲ヶ嶽と柏戸と九紋竜
 鷲ヶ嶽、柏戸と九紋竜と、三人三様の風姿で、大きな足袋に草履ばき、場所入りでもするのでしょうか、颯爽として路上をあるいています。鷺ヶ嶽の今日の相手の手のうち、立ち合いのことなど思いめぐらすらしい双眸の動きがはげしいのと、九紋竜の大わざに、ふりむきざまに話しかける細心らしい柏戸の顔貌です。この勇壮なうなじを画面の上辺にまとめて、うち重なる肥満壮大な三巨躯が、大はばに画面を埋めていて、いかにも力士の道行き姿として、成功した佳作だと言えます。力士絵では全画面を震圧する豪快巨大な男性による充足感が第一であり、美人風俗、劇図の場合にみるような余情などは含まれません。対象に即応する、そしてそれだけで完結しますので、表現美はもとめ難いでしょう。
 春好と同門の春英は、とくに力士相撲絵の制作に力をつくしています。むしろ勝川一派がなかったならば、この方面の絵は淋しいものになってしまっていたでしょう。
勝川春好 Katsukawa Syunkou

ウィキペディア 勝川春好

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