養老の孝子図 北斎 jpshokusaib20

養老の孝子図 北斎

ライン

養老の孝子図 北斎
絹本着色一幅
101.3×29.4cm
東陽画狂人北斎印=亀毛蛇足
 世阿弥の作と伝わる、能の「養老」に取材した一図です。その話は、樵夫の孝行の徳により、美濃養老の滝に霊泉が湧いたという由来を脚色したもので、目出度い話であることから、多くの絵師によって描かれた題材でした。北斎は、滝の高さと雄大さを強調するために、画面を二分してまとめていますが、山深い雰囲気が横溢して効果的です。ところで構図の類似もさることながら、共に、”束陽画狂人北斎”と署名し。ほぼ同じ享和年間(1801~04)の作品であることに、興味がそそられましょう。また浅草庵市人(1755~1820)の讃も、20図は「孝行の心を天も水にせす さけとくまする養老の滝」とあり、19図は「孝行のこヽろを天も水にせす 酒と汲する養老の滝」とほぼ同じであるのも、なにか作画上で、特殊な経緯があったのではないかと、想像をかき立てさせられるものです。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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