潮干狩図 北斎 jpshokusaib45

潮干狩図 北斎

ライン

潮干狩図 北斎
絹本着色一幅
54.3×86.2cm
葛飾北斎陽=亀毛蛇足
大阪市立美術館蔵(重要美術品)
 北斎壮年期の代表作品です。画面がどこの場所であるかは、諸説があって定かではありませんが、広びろとした干潟には、遠近に潮干狩を楽しむ行楽の様子が賦彩美しく活写されて見飽きることがありません。だが、それにもまして注目されるのは、幅広い画法を違和感なく混用していることです。たとえば、近景の土埃は漢画的で、墨のみによって描かれています。また逡か連山に対し、やや近景の丘陵も同工の技法がみられ、濃墨の点苔を用いるなど、伝統的な東洋画法が看取されます。これに対し、富士や連山。雲や天空の表現には。まさしく油彩画の明暗法が用いられているのです。おそらく、幕末に盛んに制作された泥絵よりも、一段と高度な写実が行われていることを、一見して了解されるでしょう。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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