山部赤人図 北斎 jpshokusaib49

山部赤人図 北斎

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山部赤人図 北斎
絹本着色一面
60.0×77.0cm
葛飾北斎筆印=雷震
 本図は、もと二面の小襖であったものですが、近年、本紙部分のみ手が加えられて、額面に改装されたものです。山部赤人は、聖武天皇時代に活躍した歌人で、画面も赤人自身の歌から構成されています。それは、神亀元年(724)冬十月の聖武天皇紀伊行幸に従った時の、長歌に添えられた反歌で、「わかの浦に潮みちくればかたをなみ 葦辺をさしてたづ鳴きわたる」がそれです。北斎は歌意にそって、青々とした葦辺を描いています。が、歌中の田鶴(歌語として用いられた鶴の異称)は描き添えられておらず、赤人と従者が、満ち潮に追われて飛び去る鳴き声に、耳を傾けているのです。何とも名状しがたい不思議な画品と、余韻漂う一図となっています。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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