江都駿河町三井見世略圖 こうとするがちょうみついみせりゃくず A sketch of the Mitsui shop in Suruga in Edo. wpfmf3602

江都駿河町三井見世略圖 こうとするがちょうみついみせりゃくず A sketch of the Mitsui shop in Suruga in Edo. wpfmf3602

江都駿河町三井見世略圖 こうとするがちょうみついみせりゃくず A sketch of the Mitsui shop in Suruga in Edo.

現在の東京都中央区にあった旧名日本橋室町「駿河町」を描いたもので、浮世側に視点が置かれて初めて、軒先にかかる看板には、「現金掛け値なし」の呉服屋・越後屋の宣伝ともなるので、当時呉服業界では珍しかった現金支払いで、良質な商品を必要な分だけ販売していた三井越後屋を描いたもの。
通りをはさんで建つ越後屋の店舗、その間から見える富士、瓦職人が屋根の富士側で仕事をしており、また中景の凧も富士の方向に揚がり、視点が富士方向に移動する工夫があります。これは、浮世絵を見る庶民の視点が三井の屋根から出発することを物語っています。
しかも、凧には「壽」という文字が描かれ、富士に視点が移る前、ちゃっかり、版元永寿堂の宣伝をしているのです。全てが絶妙なバランスを保っています。北斎の筆使いが冴えわたった構図です。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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