婦人相学+鉢・浮気之相 歌麿 jpsutamaro19

婦人相学+鉢・浮気之相 歌麿

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婦人相学+鉢・浮気之相 歌麿

大判釧絵揃物37.9×24.4cm
落款:和見歌麿両
板元:蔦屋重三郎 極印
所蔵:東京国立博物館
 簡潔にして的確な描線によって形成された描写、そしてこれも最小限の色彩構成によって効米的色彩美を発抑させようとした歌麿の大竹絵作画の特徴を、最扁に示したのがこの作品であるといえます。
 うす鶯地に一で模様を散らした単衣に、黒の芭蕉模様を織り出した黄の帯をきりりと締めた堂々とした女性が、ふとふりかえったポーズは、歌麿が人相兇している「浮気の相」そのものだといえます。そして無造作にたばねた黒髪、その髪型をまとめたために汚れた指先をふこうとする手の描写が、じつに図のムードを盛り上げるのに効米的です。
 こうした印象を強めているのは、顔の輪邪線と着物や帯の描線に、太さの変化をもたせたことだといえましょう。そして背の部分や袖‐の部分の線をことさらに太くすることによって、描線の効果を決定的なものとしています。こうした工大が随所に生かされているのが、本図です。
喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro

Wikipedia Kitagawa Utamaro

ウィキペディア 喜多川歌麿

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