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高島おひさ 歌麿 jpsutamaro25

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高島おひさ 歌麿

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高島おひさ 歌麿

大判錦絵 38.4×25.6cm
落款:歌麿筆
板元:篤麗重三郎 極印
 両面摺りの解説でふれたように、彼女は堅父の娘でした。難波屋おきたをはじめ、当時人気のあった女性の多くが、水商売でしたので、諸々の文献に、その人気は難波屋おきたには及ばなかったとあります。しかしおきたのその後の消息がはっきりしないのに対して、おひさは、後に亀井戸から養子を貰い、長次郎、直吉の二子をもうけましたが、早死したと伝えられます。そして歌麿の描いた「高名美人六家撰」巾の一図に、眉を剃り落とした姿の作品があります。
 本図は、そうした時代のものではなく、おきたと江戸美女の横綱格に扱われていた時期の姿です。画の短冊の、「愛敬も茶もこぼれつつさめぬなり とハはつ夢のたかしまやとて」という唐花忠紋の狂歌が、そのおひさの人柄をいいあらわしているといえましょう。歌麿は、ここでもおひさに黒の衣裳を着せ、その美貌ぷりを印象的なものとしています。
喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro

Wikipedia Kitagawa Utamaro

ウィキペディア 喜多川歌麿

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