青楼七小町・玉屋内明石 歌麿 jpsutamaro53

青楼七小町・玉屋内明石 歌麿

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青楼七小町・玉屋内明石 歌麿

大判錦絵揃物 37.6×24.2cm
落款:正銘歌麿筆
板元:泉佐
所蔵:シカゴ美術館
 櫛や莽で飾った髪も重たげに、物思いにふける玉屋内明石の風情を、顔と衣服の描線の太さをかえることによって見事に描写し、また限られた配色によって、明石の印象をさらに印象的なものとしている手法も見事です。こうした印象を与えるポイントといえるのは、歌麿が試みた複雑な、俗に ’あや毛”と呼ばれる生え際の毛仲きの細かさと、その毛書きをさらに整然とした彫りに仕上げた彫師の刀の冴えです。そしてやや面長になった瓜実顔とこの髪とが融和して、その効米を商めているといえましょう。
 このシリーズには、「当時全盛美人揃」中にも描かれている「玉屋内花紫」、「鶴屋内篠原」の二人が含まれており、禿の名も合致しますので、寛政七年(一七九五)ごろの制作と考えられます。七図巾もっとも紹介されているのが、「扇崖内沌川」であって、本図を原色で紹介したのは初めてです。
喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro

Wikipedia Kitagawa Utamaro

ウィキペディア 喜多川歌麿

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