狂歌絵本『東都名所一覧』 挿絵 隅田川 きようかえほん とうとめいしよいちらん さしえ すみだがわ jpshohi05

狂歌絵本『東都名所一覧』 挿絵 隅田川 きようかえほん とうとめいしよいちらん さしえ すみだがわ

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狂歌絵本『東都名所一覧』 挿絵 隅田川 きようかえほん とうとめいしよいちらん さしえ すみだがわ

葛飾北斎筆
彩色摺大本(全二冊)
版元 蔦屋重三郎
縦 24.2cm
横 16.4cm
寛政十二年(1800)
東京国立国会図書館
 北斎は寛政十年(1798)ごろから文化初期ごろにかけて、狂歌絵本や狂歌摺物を意欲的に制作しました。
 これらは、江戸のそちこちの、名所といわれる場所における四季おりおりの、さまざまな庶民の生活に視点をおいたものですが、北斎がもっとも意とするところは、人物と風景との調和、融合という点にありました。これらの作品は、のちの「富嶽三十六景」などを生みだす風景画家北斎の実質的基点となっています。
 この「隅田川」でも、人物と自然空間との関係は鳥居清長の美人画作品などと比較して、一歩前進し、より合理的となっています。このころの北斎は美人を中心とした叙情性の濃い作品が多いですが、情人らしい客を送る女たちを中心にすえたこの場面も、文学的なムードにあふれる情景となって見る者を酔わせます。
 『東都名所一覧』はのちに『東都勝景一覧』と改題されて再版されます。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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