狂歌絵本『隅田川両岸一覧』挿絵 大橋の綱引 きょうかえほん すみだがわりょうがんいちらん さしえ おおはしのあみびき jpshohi07

狂歌絵本『隅田川両岸一覧』挿絵 大橋の綱引 きょうかえほん すみだがわりょうがんいちらん さしえ おおはしのあみびき

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狂歌絵本『隅田川両岸一覧』挿絵 大橋の綱引 きょうかえほん すみだがわりょうがんいちらん さしえ おおはしのあみびき

葛飾北斎筆
彩色摺大本(全三冊)
版元 鶴屋喜右衛門?
縦 26.5cm
横 17.0cm
文化三年(1806)頃
東京 太田記念美術館
 『隅田川両岸一覧』は、隅田川を下流から上流へとのぼり、隅田川河口付近から千住にいたるまでの、両岸にくりひろげられる大衆社会を描いています。それはまた北斎自身が目のあたりにした景色であったでしょう。
 大橋付近の岸から網引を見るこの図は、前景が中・後景から浮きあがっており、透視遠近法が十分に消化されていないようにもみえますが、それは前景の人物たちをアピールするために、北斎が意識的にとった方法でしょう。
 『隅田川両岸一覧』には、『東都名所一覧』の「隅田川」のような叙情性は薄れ、むしろ現実感を押しだす叙事的な手法がめだってきます。
 制作年については文化三年(1806)とする説がありますが、これを最下限とし文化初期の作品とみたいです。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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