狂歌絵本『山満多山』挿絵 きょうかえほん やままたやま さしえ jpshohi08

狂歌絵本『山満多山』挿絵 きょうかえほん やままたやま さしえ

ライン

狂歌絵本『山満多山』挿絵 きょうかえほん やままたやま さしえ

葛飾北斎筆
彩色摺大本(全三冊)
版元 蔦屋重三郎
縦 25.7cm
横 17.0cm
文化元年(1804)
 大きな日傘をさし、子供の手をひいた女性の後ろ姿は美しい。この二人の暗示的な表現に対し、堀で魚をとる男たちの動きにはちょっとした滑稽感をおぼえ、これを対照的に組みあわせた北斎のユーモラスな着眼点に思わず笑いをもらさずにはいられません。
 本論でもふれましたが、狂歌絵本や摺物にはしばしば母親と子供を対にしたモチーフがみられます。『山満多山』はそれらのうちでももっともひんぱんにこのテーマがあらわれてきます。
 長身で繊細な容姿の母親にくらべて、首から風呂敷包みを背負い、着物の裾をはしょったこの男の子は、ぼってりとした肉づきのよい脚をみせ、子供の可愛らしさを表現しています。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

About the author: 重右衛門