よつや十二そう jpshohi11

よつや十二そう

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よつや十二そう

12 くだんうしがふち
葛飾北斎筆
中判錦絵揃物(五図)
落款 ほくさゐゑがく
版元 不明
11
縦 18.3cm
横 24.7cm
12
縦 19.0cm
横 25.6cm
文化元年(1804)頃
 北斎の洋風風景画のうちでも、もっともよく知られたものが、司馬江漢あたりの作品にみられるローマ字書きの落款をそれらしく真似た「平仮名書き落款」をもつ風景画であります。「江戸八景」、「近江八景」、そして間判の洋風風景画がそろって茶色を基調としたのに対し、これらの作品では黄色がやや多く使われます。
 西洋画や洋風画のいろいろな表現法を研究したのち、これを自分なりの方法で使いこなしてみようという、いわばその応用編といった意味があるのでしょう。
 透視遠近法と誇張的表現をとり入れての意表をつく奇抜な構図と、木版画の特性を生かした板ぽかしによるふっくらとした立体感を生ずる効果は、人の目を驚かすような、予想外の視覚世界を出現させています。
 西洋画法をとりこみながら、模倣の域をこえてこれをすぐさま独創的表現に転化できるところに北斎の力量の底知れない奥深さを感じます。
 この画面の四方にめぐらされたモザイ夕風の模様は、亜欧堂田善の「桜田馬場射御之図」にも同様のものがみられ、「羽根田弁天之図」の唐草文様とともに、北斎と田善との関連が考えられます。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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