絵手本『北斎漫画』二編 挿絵 寄浪・引浪 えでほん ほくさいまんが にへん さしえよするなみ・ひくなみ jpshohi20

絵手本『北斎漫画』二編 挿絵 寄浪・引浪 えでほん ほくさいまんが にへん さしえよするなみ・ひくなみ

ライン

絵手本『北斎漫画』二編 挿絵 寄浪・引浪 えでほん ほくさいまんが にへん さしえよするなみ・ひくなみ

葛飾北斎筆
彩色摺半紙本(全一五冊)
版元 角丸屋甚助
縦 24.4cm
横 16.0cm
文化十二年(1815)
東京 国立国会図書館
 河や海におけるその水の動きは、間断なく生成と消滅をくりかえしています。そこでは一つの形ができたと思った瞬間、それはたちまちにして消え去り、すぐにつぎの形が誕生します。
 水には形があるようでもあり、ないようでもありますが、こうした水の造形作用に対し、北斎ほど熱いまなざしを送って、これを描きとめようとした画家はいないでしょう。「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」、『富嶽百景』の「海上の不二」、そして「千絵の海」や「諸国滝廻り」など、北斎はあくことなく水の造形美を追い求めてやみません。『北斎漫画』でも「寄浪・引浪」をはじめ、水の描きだす形の変幻にスポットをあてた作品は多いです。
 白い波頭を立て、幾重にもつらなって岸に押し寄せてくる「寄浪」、そして、うねりながら、すべるようなスピード感をみせてひいていく「引浪」、いずれもがまるで生きもののような躍動感をもち、北斎はそこに生命の存在を見ているかのような表現をおこなっています。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

Related posts:

About the author: mytsuruta