絵手本『北斎漫画』初編 挿絵 えでほん ほくさいまんが しよへん さしえ jpshohi21

絵手本『北斎漫画』初編 挿絵 えでほん ほくさいまんが しよへん さしえ

ライン

絵手本『北斎漫画』初編 挿絵 えでほん ほくさいまんが しよへん さしえ

葛飾北斎筆
彩色摺半紙本(全一五冊)
版元 永楽屋東四郎
縦 24.4cm
横 15.6cm
文化十一年(1814)
 武士階級の出身者である北斎が、庶民に対して、どのような気持をもっていたか、またどうして武士の身分をすてて一介の浮世絵師として生きるようになったかはすでに本論で幾度か述べてきました。だが、北斎の庶民に対する感情を知るには彼の江戸庶民を描いた作品を見るのが最良の道です。とくに『北斎漫画』はその第一でしょう。
 ここには多彩多様の職業の人々が描かれますが、彼らはそれぞれの人生をそれぞれの方法で、快活で明るく、そしてのびのびと生きているようです。
 格式にとらわれず、貧しいながらも自由な心でその日その日を送る、そうした庶民の生活を北斎は愛し、みずからもその中へとけこんでいこうとしました。『北斎漫画』は、はじめ初編だけで完結させようという意図があったといわれます。この庶民の生活を描く図はそのうちでもかなり多くの紙面をさいており、北斎がこの題材をどれだけ大事に考えていたかがわかります。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

About the author: 重右衛門