二美人図 にびじんず jpshohi40

二美人図 にびじんず

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二美人図 にびじんず

葛飾北斎筆
絹本着色
落款 山狂人北斎画
縦 09.5cm
横 36.3cm
寛政十二~文化五年(1800~08)頃
静岡 MOA美術館
 このような長身で均整のとれた美人像は、喜多川歌麿の「青楼十二時」や鳥文斎(細田)栄之の美人画にもみられます。
 北斎は彼らの美人を下敷きとしながらも、北斎自身の理想と美意識にもとづいて繊細ななかに芯のとおった叙情的美人像をつくりあげました。
 「二美人図」はこうした北斎の美人画のうちでももっとも有名な作品であり、北斎の四十代後半期の制作と推定されます。
 立美人の頭からはじまったなめらかな流れは、その美しい体を通り、やがて前に坐るもう一人の美人の柔らかな曲線と介流して彼女の着物の裾先までつづいていきます。二人の美女の描くこの曲線美に、頭の先から爪先まで細緻に、そして入念に描きあげる北斎の卓越したテタニとが加わり、「二美人図」は完璧ともいえるできばえを誇っています。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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