慧可断腎図 えかだんぴず Ekadanbi view 雪舟 Sesshu jpssesh19

慧可断腎図 えかだんぴず Ekadanbi view 雪舟 Sesshu

ライン慧可断腎図 えかだんぴず Ekadanbi view 雪舟 Sesshu重要文化財 1496年(明応五)紙本墨画淡彩 一幅 183.8×112.8cm
 愛知 斎年寺 慧町は、禅宗初祖達磨の直弟子。達磨が面壁坐禅に大ろうとしている時、その前に現われ入門を願ったが、なかなか達磨は許さなかった。そこて慧可は、自己を犠牲にしても弟子入りを懇望し、自らの左手を切り落して、その決意を示した。この壮烈さに達磨は、漸く弟子となることを許し、そこて二祖となったのてある。この禅の厳しい境地を捉えるために、雪舟は奇抜な表現を用いている。すなわち、リアルな岩て周囲を取り囲みながら、岩のような意志を示す象徴的な達磨の身体を包む太い輪郭線と、達磨、慧可の切迫した容貌、切り口も生々しい差し出された手腕。そして両者の鋭い眼光は、岩窟内に異様に光っている。静寂の中に凄じいばかりの気随が漂い、しかも動の力が包蔵されている雪舟の画境には、見る人を戦慄させるものがある。
 このように思想的にも、表現上ても意表を突くような構図は、雪舟が人物画の面に一つの画期的な改革を起そうとした試作てあると考えられる。今まての人物表出ては飽き足らない、雪舟の大胆てしかも鋭い内容を盛り込んだ努力と見ることが出来る。自己表現の強い信念と、その実現化に注がれた情熱を、この画は示している。七十七歳の作と款記もあって、制作態度がよく現われているといえよう。
Sesshu 雪舟

Wikipedia Sesshu

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