従千住花街眺望ノ不二 せんじゅはなまちよりちょうぼうのふじ Pleasure District at Senju. wpfmf3615

従千住花街眺望ノ不二 せんじゅはなまちよりちょうぼうのふじ Pleasure District at Senju. wpfmf3615

従千住花街眺望ノ不二 せんじゅはなまちよりちょうぼうのふじ Pleasure District at Senju.

現在の東京都足立区北千住を描いたもので、江戸から一つめの宿場として千住は栄えていました。絵の中景の家並みが千住の花街です。花街を背景に、大名行列と富士という江戸の名物を全て描いてしまった北斎の心憎い意図を感じさせる作品です。全体がしっとりした色でまとめられていますが、実は面白さが凝縮されています。
 中景は刈り取り後の田で、秋の収穫が描かれています。これは、富士の恵みの世界もしくは木花開耶姫命の豊穣の世界を表現するものです。畦に二人の農婦が腰を下ろしているのは、背後の新吉原にいる女性達を暗示させる工夫と見ています。視線は、近景の大名行列に注がれているようです。その後ろには、題名にあるとおり、新吉原の花街があります。これも、春、桜に象徴される世界ですから、この世の木花開耶姫命の世界と解すべきなのかもしれません。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

About the author: 重右衛門