東都名所 両国之宵月 とうとめいしょ りょうごくのよいづき jpshohi44

東都名所 両国之宵月 とうとめいしょ りょうごくのよいづき

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東都名所 両国之宵月 とうとめいしょ りょうごくのよいづき

安藤広重筆
大判錦絵 揃物(十枚揃)
落款 一幽斎広重画
版元 川口正蔵
縦 21.5cm
横 34.3cm
天保二年(1831)頃
長野 日本浮世絵博物館
 十枚揃のこの「東都名所」は天保二年(1831)ごろの制作であり、広重の出世作といわれます。
 「両国之宵月」のほか「洲崎雪之初日」「佃島初郭公」「芝浦汐干之図」「新吉原朝桜之図」「御殿山之夕桜」「真崎暮春之景」「隅田川葉桜之景」「忍ヶ岡蓮池之図」「高輪之明月」から成立しています。
 技術的にはまだ荒削りなところのあるのは隠せませんし、またこの図の構図にみるように、北斎の感化のあともみられるようです。
 しかし、画面にただよう静謐な気分と叙情的な雰囲気はまさしく広重のものです。
 空と水の藍、雲の薄墨と赤など色彩の使い方にも、つぎにくる「東海道五拾三次」を予測させるものがあります。
 なお落款は「一幽斎」ですが、天保三年の初期には「一立斎」を使うようになります。
歌川広重 Hiroshige Utagawa

Wikipedia Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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