東都名所 吉原仲之町 夜桜 とうとめいしょ よしわらなかのちようよざくら jpshohi45

東都名所 吉原仲之町 夜桜 とうとめいしょ よしわらなかのちようよざくら

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東都名所 吉原仲之町 夜桜 とうとめいしょ よしわらなかのちようよざくら

安藤広重筆
大判錦絵揃物(二一図)
落款 広重画
版元佐野屋喜兵衛
縦 25.0cm
横 38.0cm
天保年間(1830~43)頃
奈良県立美術館
 吉原の遊廓が画面中央に大きくピラミッド型に写しだされます。その前を二人のおいらん かむろ   おおもん花魁が禿をつれ大門に向かってゆったりと歩いており、人々はそれに視線を向けています。
 水平線を主体とすることの多い広重にしては、この構図はかなり工夫をこらしたあとがみえます。
 また、前景に配置された人々の数も多く、他の広重とはだいぶ異なった印象を受けます。
 しかし、中空に浮かぶ満月と、その月光に照らされて白く豊麗な姿を誇らしげに見せる夜桜などの演出は、やはり広重ならではの感があり、画面には春宵の淡いムードがたちこめています。
 この「東都名所」は、天保初期から中期にかけての制作でしょう。
歌川広重 Hiroshige Utagawa

Wikipedia Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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