東海道五拾三次之内 蒲原 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち かんばら jpshohi47

東海道五拾三次之内 蒲原 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち かんばら

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東海道五拾三次之内 蒲原 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち かんばら

安藤広重筆
大判錦絵揃物(五五図)
落款 広重画
版元 竹内孫八
縦 25.6cm
横 37.9cm
大保四~五年(1833~34)頃
東京 山種美術館
 「東海道五拾三次」は広重が上洛の途中の写生をもとに、そこへ種々の脚色を加えながらつくりだしたものです。たとえば、これらの作品一つ一つに季節の変化がつけられ、全体として一つの”四季絵”の形式をとっているのもそのあらわれです。
 そしてこれが五十五図のつながりに豊かな変化と彩りを与えているのは見逃すことのできない事実です。この「蒲原」は、一見してわかるように、ある冬の夜の雪景色を描きます。
 曇り空から落下する雪片は、山も家も道も白一色に埋めつくしています。身にしみるような冷気に民家は雨戸をしっかりと閉ざしています。その前の坂道には寒さに背を丸くして歩く三人の人がいます。一人は按摩でしょうか、杖をついています。彼らの新雪を踏みしめる音だけが、この静まりかえった雪の夜にかすかな響きを与えています。
 この図には一種のメルヘン的な甘味がただよいます。それは結局、広重の自然観照の態度そのものに端を発しています。
歌川広重 Hiroshige Utagawa

Wikipedia Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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