東海道五拾三次之内 庄野 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち しようの jpshohi48

東海道五拾三次之内 庄野 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち しようの

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東海道五拾三次之内 庄野 とうかいどうごじゅうさんつぎのうち しようの

安藤広重筆
大判錦絵揃物(五五図)
落款 広重画
版元 竹内孫八
縦 24.3cm
横 37.4cm
天保四~五年(1833~34)頃
 広重の「東海道五拾三次」は、水平線を機軸とした静的な画面構成をとるものが多いです。彼は五十五枚におよぶこの連作の連続性を意識し、ところどころに「庄野」のような動的構図を入れたりするなどしてアクセントをおき、全体の流れが単調にならないように、十分な配慮を加えています。
 画面を斜めによぎる坂上に、逆の方向から夏の通り雨が激しく打ちつけています。雨勢に大きくなびく竹林の影や数軒の民家を横に見るいとまもなく、街道を通る人々は霖雨を避けようとおおわらわです。
 作意の感じもれないすなおな表現態度にみえながら、じつはそこに広重の画面構成への緻密な計算が働いており、このような非の打ちどころのない出色の画面構成をつくりだしています。
歌川広重 Hiroshige Utagawa

Wikipedia Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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