木曾海道六拾九次之内洗馬 きそかいどうろくじゅうきゅつぎのうち あらいうま jpshohi56

木曾海道六拾九次之内洗馬 きそかいどうろくじゅうきゅつぎのうち あらいうま

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木曾海道六拾九次之内洗馬 きそかいどうろくじゅうきゅつぎのうち あらいうま

安藤広重筆
大判錦絵 揃物(七〇図)
落款 広重
版元 伊勢屋利兵衛
縦 22.5cm
枇 35.5cm
天保八~十三年(1837~42)頃
 地平線や雲などを描く水平線に、川や柳、筏の斜線がまじわるという、まったく単純にして明快な構図。そして、写実を基礎としながら、そこに無駄をはぶき磨きあげ洗練された広重の美的感覚が、存分に作用してつくりだした、広重風景画の極致です。月も雲も、川も木も大地も、そして人間も、ここではすべての存在物が一つに融合調和しあい、絶妙のハーモニーを響かせています。
 この作品には、北斎芸術にみられるような、あの強烈でむきだしの自我の主張はなく、あるのはただ自然を賛歌する詩人の魂だけです。それは人々の心に安堵感を与え、彼らがこの絵の中に入っていくことを容易にします。
 大衆画家として、より広い支持を得た広重が、いかんなく自己の本領を発揮した名作です。
歌川広重 Hiroshige Utagawa

Wikipedia Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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