東海道五拾三次之内9番目 小田原宿 おだわら Tokaido53_09_Odawara 画題:「酒匂川」 wpfto5309

東海道五拾三次之内9番目 小田原宿 おだわら Tokaido53_09_Odawara 画題:「酒匂川」 wpfto5309

東海道五拾三次之内9番目 小田原宿 おだわら Tokaido53_09_Odawara 画題:「酒匂川」 現在の神奈川県小田原市で、大磯から箱根の東麓小田原までは15.7キロメートルである。
 小田原宿へ入るまえ、この川にかかる。橋はなく徒歩、肩車または蓮台で渡る。東海道にはいくつかの天然の難所はあるが、関所、橋のない川も道中にとっては一つの難所であったといえよう。しかしこれがまた、今日見ると旅の興趣をそそる面白さでもある。
 正面には遠く駒ヶ岳をはじめ箱根の連山、その下に小田原城と宿場町の人家の屋根を望み、近景は川渡しの風景である。いま、おそらく大名の一行の渡河であろう。駕篭を蓮台にのせ、大勢の人足が任ぎ渡っている。また此方へ渡る旅人もいる。裸の川人足が川の向こうにたむろしている。こうした豆粒のような人物の小ささと、行手に連なる箱根の山の姿に自然と人力の対照が感じられるのも興味がある。
 歌川 広重 Hiroshige Utagawa

Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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