東海道五拾三次之内12番目 沼津宿 ぬまづ Tokaido53_12_numazu 画題:「黄昏図」 wpfto5312

東海道五拾三次之内12番目 沼津宿 ぬまづ Tokaido53_12_numazu 画題:「黄昏図」 wpfto5312

東海道五拾三次之内12番目 沼津宿 ぬまづ Tokaido53_12_numazu 画題:「黄昏図」 現在の静岡県沼津市で、三島から5.9キロメートル。沼津に達する。
 三島の朝霧の図に対し、これは夕方の景色である。三島では朝の旅愁を描き、沼津では夕暮の感傷を描いている。
 ここは黄瀬川(木瀬川)沿いの細道、街道から外れた寂しさを見せて、藍一色の夕空に満月が上がっている。その月明かりの明るさの中に、今宵の宿に重い足を引きずる巡礼の母子と修験道者の姿が、なにか哀愁をさそう。保永堂版五十五枚中、月の絵はこれ唯一枚であり、その効果はこの絵を秀作としているが、三島の朝霧の図より幾分落ちる。というのは左手の川向こうの林、つまり絵の左半分が単調であるからである。しかし風景画に、悲しさ、あわれさという人の心を描き出した作品である。
 歌川 広重 Hiroshige Utagawa

Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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