東海道五拾三次之内20番目 鞠子宿 まりこ Tokaido53_20_Mariko 画題:「丸子」 wpfto5320

東海道五拾三次之内20番目 鞠子宿 まりこ Tokaido53_20_Mariko 画題:「丸子」 wpfto5320

東海道五拾三次之内20番目 鞠子宿 まりこ Tokaido53_20_Mariko 画題:「丸子」 現在の静岡県静岡市駿河区で、府中から5.7キロメートルで鞠子の宿である。
 道は海沿いから別れて山手へかかる。ここの名物「とろろ汁」は、あまりにも有名である。街道に沿っても今も一軒は残っている。
 時は早春、名物とろろ汁の茶見世の軒端の梅も、つぼみがふくらんでいる。裏の畑にも若菜が芽ぐんでいる。 なにもかも、のどかな春の暖かさであるが、この気分を広重はバックの空も薄紅の潰しにしている。それでこの絵の暖かい春の色が象徴されている。この店の藁屋根の上にとまっている二羽の鳥、こんな小さな鳥の姿にも、のどかさは満点である。店の中で二人の旅人が、とろろ汁をかき込んでいる、その姿態。また、背に赤子を背負った女房が、汁のおかわりを運んできている。一人静かに向こうへ行く老百姓の後姿がまたのんびりとして、いかにも春の日の下の野良の人である。
 歌川 広重 Hiroshige Utagawa

Hiroshige Utagawa

ウィキペディア 歌川 広重

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