小布施祭屋台天井画 怒濤図 おぷせまつりやたいてんじようが どとうず jpssesh01

小布施祭屋台天井画 怒濤図 おぷせまつりやたいてんじようが どとうず

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小布施祭屋台天井画 怒濤図 おぷせまつりやたいてんじようが どとうず
葛飾北斎筆
桐板着色 二面
落款 なし
縦 213.0cm
横 122.7cm
弘化二年(1845)
長野 北斎館
 北斎晩年の肉筆画には、現世的感覚を突き破り異次元の境に足を踏み入れたような、北斎の不思議な内面世界を映しだした作品がある。この「怒濤図」もその一種である。
 小布施(長野県上高井郡)の高井鴻山の招きで、北斎は二度の信州旅行をおこなっている。二度目の小布施訪問 弘化二年(1845)の際に完成させたのがこの祭礼屋台の天井画である。屋台は二台あり、これはそのうちの上町が所有する屋台である(挿8・9)。
 もう一つの東町の屋台の天井画も北斎が天保十五年(1844)の旅行のおりに描いたものとされ、ここには竜と鳳凰の図がみられる(挿10・11)。
 この四面の天井画を北斎の作品とみなすかどうかについては、人によって異説があり、現在これを決定づけるだけの根拠は見いだすことができない。
 「怒濤図」二面について筆者は、これを技術的に同筆とみなし、北斎の作品に帰したいと考える。
 なお、周囲の東洋と西洋の画題の混在した装飾文様については、北斎の下図に倣って鴻山が仕上げたとされている。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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