奥州塩竃松島之略図 おうしゆうしおがままつしまのりやくず jpshohi02

奥州塩竃松島之略図 おうしゆうしおがままつしまのりやくず

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奥州塩竃松島之略図 おうしゆうしおがままつしまのりやくず

葛飾北斎筆
大判釧絵
落款 前北斎為一筆
版元 不明
縦 40.8cm
横 54.5cm
文政中期~天保初期(1821~33)頃
東京 太田記念美術館
 こうした鳥瞰図形式による風景画と地図との混血児のような作品に先鞭をつけたのは、亜欧堂田善や中伊三郎など、江戸や上方の銅版画家たちでした。彼らは文化年間から文政年間(1804~30)にかけて銅版画の細密技法の特性を生かしたこのような作品をいくつか制作していますが、そのもとは彼らの銅版画の基礎となった西洋銅版画に着想の根があると思われます。
 北斎をはじめとする江戸の浮世絵師たちは、これらの銅版画家の活動にかなり敏感に反応しています。とくに鍬形蕙斎は田善や伊三郎の鳥瞰図作品を木版画で模倣しています。
 北斎も「奥州塩竃松島之略図」をはじめ文政中期ごろの「百橋一覧図」や天保十一年(1840)の「唐土名所之絵」などで銅版画の細密表現を凌卸しようと意気ごみ、銅版画よりも大きな画面に、銅版画に劣らぬこまかな彫りの技術を要した作品を幾種類か残します。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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