三囲田圃 みめぐりたんぼ jpshohi04

三囲田圃 みめぐりたんぼ

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三囲田圃 みめぐりたんぼ

葛飾北斎筆
摺物
落款 宗理画
版元 不明
縦 18.8cm
横 51.9cm
寛政七~十年(1795~98)頃
東京国立博物館
 横長の画面いっぱいに三囲神社付近の広々とした田園風景がとらえられています。透視遠近法の吸収もここではかなり消化が進んでおり、深奥い空間の表現が可能になりつつあります。
 摺物とはいえ、別段変わったところもない平凡な農村の光景を扱ったこのような風景画作品は、浮世絵でもあまり例がないのではありますまいか。庶民に対する理解と共感をもつ北斎であればこそ、このような画題をとりあげたのでしょう。
 農民の親子で、父親に手をひかれながら、なにか駄々をこねるようなポーズで片足をあげる男児の姿もほほえましく、こんな点にも彼らに対するこまやかで温かい北斎の視線を感じます。
 宗理は、北斎が三十六歳から三十九歳までの間使用した号です。
葛飾 北斎 Hokusai Katsushika

Wikipedia Hokusai Katsushika

ウィキペディア 葛飾 北斎

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