中村源太郎の踊り子 無款(清信) jpsmoronobu23

中村源太郎の踊り子 無款(清信)

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中村源太郎の踊り子 無款(清信)
大々判丹絵 55.ニ×29.2cm
落款:なし 板元:不明
所蔵:メトロポリタン美術館
 無落款であり、版元印もなくてわかりにくい絵であります。だが大々判に画面を圧するほどの大がらな構図で描きあげられ、しかも強烈な印象を与える丹彩色の豪快感は見事であります。衣裳の図文から、中村源太郎の踊り子を描くものとされ、その成立は1708年と推定されています。
 無落款ではあるが、その画様式は初代鳥居清信を想起せしめるものであります。顔面や手足などの肉体部分は柔軟で細い線を用いますが、衣裳の構成は筆力を駆使し、大小肥痩の墨線をからみ合わせでおり、これに相応する寛澗な意匠による図文が、墨色の効果を発揮していてはなはだ閥違であります。歌舞伎看板絵の様式を創造したり、絵馬額の描出に一家の格調を顕示するなど、清信は劇画の立場から創出する前人未踏の新
境を風俗図にも開拓しました。
鳥居清信 Torii Kiyonobu

ウィキペディア 鳥居清信

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