滝井半之助の若衆 無款(清信) jpsmoronobu24

滝井半之助の若衆 無款(清信)

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滝井半之助の若衆 無款(清信)
大々判丹絵 56.6×29.3cm
落款:なし 板元:不明
所蔵:シカゴ美術館
 滝井半之助は上方の出で、宝永三年(1706)霜月に江戸へ下りて森田座に出演、巴御前を勤めて大人気を博しました。宝永六年(1709)十一月からは若女形から立役に転じ、名を半四郎と改めた。
 掲出の図は若衆姿であるから、立役になる前、おそらく宝永四年の作であろうと、吉田暎二氏は考証しています。
 また同じく文字散らしの羽織をつけた「出来島庄五郎図」が、この図と対になるであろうと渋井清氏は述べています。その図には日本畫鳥居氏清倍図とあります。そうすれば、この無款の滝井半之助は清倍ということにもなろう。しかし清信筆と伝える従来の見方も、線描性格などからみて、必ずしも捨て難いところがあります。ともかく清信その人にも作風の違うものがあったり、清倍も初代は短期だりただけに、若い習作期の師匠風の外に変化が大きく、今後慎重な研究が要望されるところであります。
鳥居清信 Torii Kiyonobu

ウィキペディア 鳥居清信

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