張良と黄石公 無款(清信) jpsmoronobu26

張良と黄石公 無款(清信)

ライン

張良と黄石公 無款(清信)
大々判丹絵 二枚粗
 26図54.4×31.1cm
 27図54.5×31.2cm
落款:なし 板元:伊賀屋勘右衛門
所蔵:デイヴィト・キャプラン
 劉邦をたすけて秦を滅亡に追いこみ、有名な鴻門の会に奏功、項羽を退けて前漢の創業に大功をたてた張良。もと秦の始皇帝を襲撃してならず、蹌踉のうち仙人黄石公に太公望の兵書を賜ったのが再起の糸口となったという。江蘇の下で妃橋を渡る老仙が、靴を落したのを拾りて奉呈し、親近しました。それが登竜(急流竜門の鯉、のぽり得て竜となる)の門でありました。
 出世願望の説話として喜ぱれ、また図絵にも描かれてきました。この俗脱をそのままに描いたのがこの丹絵で、竜頭をふまえて河上にあり、老仙は兵書一巻を呈示して騎乗する。いわば脱明的な図橡であります。この二枚はすかいに右さがりに配置すれば橋上橋下のつりあいは良いが、合理主義的に詰めることもないでしょう。伊賀屋の出版となっています。画者の署名はません。初代清信筆と見るのが無難のように思われる。林忠正、アンリ・ペペルの蔵印があり、揃うのは珍しい。
鳥居清信 Torii Kiyonobu

ウィキペディア 鳥居清信

Related posts:

About the author: mytsuruta