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草摺引 清倍

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草摺引 清倍
大々判丹絵 53.4×32.ニcm
落款:鳥居清倍 板元:さがみや
所蔵:大英博物館
 血気にまかせて和田の酒盛に列席する不倶戴天の敵工藤祐経に報いようと鎧を抱えて乱入しようとする曾我の五郎を、草摺を捕捉して朝比奈が引きもどそうとし、両豪力争するといった豪快な場面であります。これを「草摺引」と称して世好に投じ、江戸歌舞伎では幾度となく上演されています。
 「享保二年三月、市村座の狂言、『傾城富士高根』の、市川団蔵の曾我五郎と大谷広次の朝比奈」(吉田暎二氏考証)を描く図で、「その時の草摺引は七里ヶ浜の場面で、団蔵の曾我五郎の身体には碇綱が巻かれ、船をぶち抜いた広次の朝比奈の綴引き」(渋井清氏)とあります。
 清倍は清信にも増して筆描の抑揚がはげしく、間違な趣致をもって元禄歌舞伎の荒事好みを表現しています。鳥居流の瓢箪足の特色は清倍によって定型化されたとも見える心技一体の熟達が感じられるようであります。
鳥居清倍 Torii Kiyomasu

ウィキペディア 鳥居清倍

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