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七夕祭 政信

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七夕祭 政信
大々判丹絵 53.3×29.8cm
落款:奥村政信圓 板元:小松屋伝兵衛
所蔵:熱海美術館
 政信は「奥村屋」と号する版元で、自家出版を多く作っていますが、この絵では湯島天神女坂之下小松屋が版元であります。おそらく彼の初期に作った丹絵でしょう。また奥村屋が版元として何年から活躍したのであるか、(享保九年春という説がある)研究してみる必要があります。
 この絵はかささぎの渡す天の川をへだてて牽牛織女の二星、年に一度の恋のあいぴきをするという脱話を描く。「七夕」は平安時代にも年中行事の一つとして民衆に親しまれてきました。筆硯を洗い清め、夏の朝まだきに起き出でて里芋に宿る露を集めて、する墨の香をかぎながら願いの文字を短冊にしたため、竹の枝に吊るして掲げ、供物をととのえるのだが、この絵ではやさしい乙女が琴を詞べています。字をかく手が上達するとか芸ごとの精進を祈る可憐な習俗であります。政信独自の写貌美をもつ優作の一つでしょう。
奥村政信 Okumura Masanobu

ウィキペディア 奥村政信

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