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役者絵 春章 jpsShunsho63

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役者絵 春章役者絵 春章

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役者絵 春章
細判錦絵 二枚統 63図31.3×14.3 cm 64図31.4×14.6 cm
落款:春章画 一筆斎文調画 板元:不明
所蔵:早稲田大学演劇博物館
初代中村仲蔵の松風 文調/四代岩井半四郎の村雨(「懐花都馴関」明和八年一一月中村座)
 この図は明和八年十一月、中村崖上演の『懐花都馴閑』における初代中村仲蔵の松風と四代目岩井半四郎の村雨の役を、一筆斎文調と勝川春章の合作として版行した珍しい例です。時に半四郎は二十五歳、売り出しの若女形で、のちにはお多福半四郎と愛称される丸顔でしたが、「声にリンと張あれば一生色音失せず」と評されました。若く美しいです。だが第62図の二代菊之丞のお綿とほとんど相貌のちがいがなくて、水もしたたる美形です。
 この春章と文調と人体のちがいを別として線描にはまだ両者の独自性ははっきりとは認められませんが、やがては個性が露見してゆきます。
勝川春章 Katsukawa Syunsho

Wikipedia Syunsho

ウィキペディア 勝川春章

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