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役者絵 春章 jpsShunsho30

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役者絵 春章
細判錦絵 三枚続 30図32.8×14.8 cm 31図32.9×13.1 cm 32図33.0×14.8 cm
落款:春章画 板元:不明
所蔵:酒井コレクション
ニ代市川八百蔵の桜丸 /ニ代中島三甫右衛門の時平公と三代市川海老蔵の松王丸 /十代市村羽左衛門の梅王丸(「菅原伝授手習一」(車曳の場)安永五年七月市村座)
 当代名コンビで演出する「菅原伝授手習艦」の見せ場の舞台描写です。この芝居は義経記や曾我物語とともに古典物語劇の主要なもので、「仮名手本忠臣蔵」と同様に歌舞伎界の伝統的な出し物として繰りかえされてきました。「寺小屋の段」でお涙を頂戴し、この「車曳の場」では劇の筋は別として。
 「梅はとび桜は枯るゝ世の中に何とて松のつれなかるらむ」とつき離したあとの、御所車上から悪逆行相の時平公を焦点として三人がみせる忠誠の意想が満場の観客を陶酔させます。力の空間的配置によるバランスを表現することの絶技に徹していた春章だけに、この細判三枚続きは小にして大の効果が歴然としています。
勝川春章 Katsukawa Syunsho

Wikipedia Syunsho

ウィキペディア 勝川春章

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