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役者絵 春英 jpsShunsho51

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役者絵 春英

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役者絵 春英
大判錦絵 38.9×25.7 cm
落款:春英畫 板元:不明
所蔵:酒井コレクション
五代市川団+郎の浅間左衛門則正と四代岩井半四郎の八璽はた(「三庄睦花娵」天明七年一一月桐座)
 成田屋三升、のちに白猿、五代市川団十郎は四代の実子に生まれ、十四歳で初めて中村座に出演、はじめ三代松本幸四郎といい、例の外郎売の科白ですでに好秤、めきめきと名をあげ、明和七年十一月、父が幸四郎に復したあとをうけて五代目団十郎をつぎました。安永・天明・寛政と活躍、寛政三年改名して市川蝦蔵と名乗り、六代団十郎はその子海老蔵がつぎました。同八年成田屋七左衛門と改名して、五十六歳をもって閑居、文化三年六十六歳で没しました。五代は父と同じく実悪を本領とし、「只一筋に狂言の道をたてらるゝゆえ、終に江戸名物」となりました。
 この図は天明七年十一月、中村座上演の「三庄睦花娵』に出演した佐野源左衛門、実は修行者浅間左衛門の一場面でしょう。この絵はまことに美しく、いま摺り立てたかとまがうばかりの新鮮さです。
勝川春英 Katsukawa Syunei

ウィキペディア 勝川春英

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