北斎の芸術的風景版画

 北斎の場合もまた、個々の対象の表現に対して、写実的な手法をとり入れていることは広重と同様です。 自然がつくりだす種々様々な造形の妙と、その存在物の奥にひそむ、万物の根源とでもいうべき生命力を、鋭く追求しようとするのが北 […]

北斎と広重の風景版画の新段階

 北斎と広重、この名は浮世絵史上の二人の代表的人物を指し示していると同時に、浮世絵における風景版画を意味する代名詞でもあります。浮世絵の風景画のジャンルは、この二人によって大成され発展させられたといってもけっして過言では […]

広重の写実的風景版画

幕末の浮世絵界は、北斎のほかにも昇亭北寿や歌川国芳など、特異な個性の持主によるユニークな風景画を生みだしました。しかし、この時代の北斎とならび称せられる風景画の名手としては、やはり安藤(歌川)広重の名をあげないわけにはい […]