中村野塩の桜丸 国政 二代 jpstoyokuni36

中村野塩の桜丸 国政 二代

ライン

中村野塩の桜丸 国政 二代
(伝授手習鑑」寛政八年七「菅原月都座)
大 揃物 38・5×二五判錦絵・6cm
落政画 款:國
板村与兵衛極印 元:上
 年七月都座上演『菅原伝寛政八授手習鑑』の車引きの場は、松王丸=二代中村仲蔵、梅王丸=市川八百蔵、桜丸=村野塩、時平=七代片岡二代中仁左衛門という顔揃いで、当時評判をとったらしいです。勝川春英の三兄弟の細判三歌舞妓堂艶鏡の三兄弟の枚続、大錦大首三枚揃い、そして豊国には三兄弟と時平のすべて全身図大錦四枚続き(~156図)と、松(第18図第153)・梅・時平(第19図)の各単独の大錦大首絵、といった盛況が錦絵界に見られ政もこれと競うようになります。国兄弟の大首三枚揃いを作りました。右から松(第194図)・梅(第195図)・桜の定石並べ方ですが、若い国政の通りの野心的意欲が各図はち切れるように充満しています。とりわけ桜丸の出来は見事で先輩の諸作を凌ぎます。口を、他の引きしめ、刀の鞘に反りを打たせて力みながらも、ふっさりと下がった愛敬毛が役本来の優しさ美しさを、この表して快い印象をもたせます。肉体の輪郭線は薄茶色、そして髭の根締めの元結胡粉の手彩色を施した入には、念の作品であります。
歌川豊国 Utagawa Toyokuni

Wikipedia Utagawa Toyokuni

ウィキペディア 歌川豊国

Related posts:

About the author: mytsuruta