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風流古筆石摺山水見立・3幅対 国長

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風流古筆石摺山水見立・3幅対 国長
大判錦絵揃物 38・1×26・0cm
落款:國長画
板元:岩戸屋喜三郎極印
所蔵:酒井コレクション
 国長は初代豊国門下では先輩格の割に、錦絵の遺品をあまり見かけません。合巻挿絵などから見ればかなり腕の立つ絵師であります。掲出した作品にも、手なれた画面処理の技倆がうかがわれます。題名の石摺りというのは、本来は石面に陰刻した作品の上から紙をあて、墨を含ませたたんぽで叩いて作る拓刷りをいいますが、彫りやすい木版を用いて石摺り風に見せたものにもこの称を付しています。文化末年から文政へかけ、その高尚味を買われてこの石摺り風の書画類が行われたことがあるらしいです。本図はその好尚に乗じたものかもしれません。三幅対とあるから三枚組み物と見られる図取りであります。町家の妻女らしい風体だから中央の一枚ですが黒・藍の鮮明な色合い、板ぽかしによるきわ立った着物の質感などが印象に残る個性味強い作品であります。手にした本には「京ばし南てんまいなりよこ丁 さかもとうじの仙女からは むるいの御かほくすり也」と、抜目ない仙女香の白粉の広告がはいっています。置いた本の外題まで「美人仙女香」としてあります。
歌川豊国 Utagawa Toyokuni

Wikipedia Utagawa Toyokuni

ウィキペディア 歌川豊国

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