松本米三郎のけはい坂の少将 実はしのぶ 写楽 jpssharaku12

松本米三郎のけはい坂の少将 実はしのぶ 写楽

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松本米三郎のけはい坂の少将 実はしのぶ 写楽

大判錦絵38.4×25.1cm
落款:東洲庸寫棄画
板元:蔦屋重三郎極印
所蔵:メトロポリタン美術館
 この絵の構図の中心は煙管をもつ手であり、その上と下に白い顔と黒い帯を大きく描き、全体的によくまとまっています。懐より出した于が少々小さいのが難といえますが、扁平な胸、肩幅の小さい点も何かアンバランスを感じさせます。しかし着物の紫、綸絆の赤、艮煙管の赤と黄、瞥の黄など、摺りhがったときの配色の美しさは格別であったと思われます。
 しのぶは松ド造酒之進の娘宮城野の妹で、身を苦界に沈め、父の仇志賀大七をねらう役柄。やさしい顔の小さな口元に温順らしい性格が現れ、他の女形の描写にみられない、隠やかな作として写楽作品の中では有名である。
 『評判記』で若女形の項に出てくる米三郎は、当時年間百三十両の給金で、あまり高い方でなく、評判もとりたてて良いというほどでもありません。芝居で煙管を手にする形は、そのまま一つのポーズとなります。体全体の傾きと平行して描かれる煙管は、構図を微妙に考慮した結果とおもわれます。
東洲斎 写楽 Toushusai Sharaku

Wikipedia Toushusai Sharaku

ウィキペディア 東洲斎写楽

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