三代市川八百蔵の不破の伴左衛門と三代坂田半五郎の子育て観音坊 写楽 jpssharaku31

三代市川八百蔵の不破の伴左衛門と三代坂田半五郎の子育て観音坊 写楽

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三代市川八百蔵の不破の伴左衛門と三代坂田半五郎の子育て観音坊 写楽

大判錦絵36.3×23.9m
落款:東洲斎寫楽画
板元:蔦屋重三郎極印
所蔵:大英博物館
 この絵の構図の中心をなすのは、八百蔵の持っている長い刀です。描線も配色も一見複雑ではありますが、よく整理統一されていて混乱していません。くの字に身をまげた観音坊と右肩を落としたへの字の伴左衛門との十字に二曲線を交差させたものを、長刀と観音坊の太い丸桁の結び目で均衡をもたせています。色の方からみると観音坊は白の下着に鼠の着物のさらっとした単純な色彩で処理しているのに対して、伴左衛門は代銘の着物に、峠の丹とグリーン・紫・黄などのカラフルな配色にくわえ、雲に鞘形の段模様をあしらった複雑な色と紋をもって変化をもたせています。
 タルトはここに描かれている人物を天一坊と大岡越前と述べていますが、考証の進んでない時代では、直感的にそのように考えたというのも面白い事柄といえましょう。パックの紅雲母は全体の画面を浮き上がらせ、ライトに照らし出された華麗な舞台を見ている感じを小さな画面一杯に漫らせています。
東洲斎 写楽 Toushusai Sharaku

Wikipedia Toushusai Sharaku

ウィキペディア 東洲斎写楽

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