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ニ代市川高麗蔵の南瀬六郎宗純 写楽 jpssharaku38

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ニ代市川高麗蔵の南瀬六郎宗純 写楽

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ニ代市川高麗蔵の南瀬六郎宗純 写楽

細判錦絵30.0×13.5cm
落款:寫集画
板元:蔦屋重三郎極印
所蔵:ギメ美術館
 『神霊矢口渡』の狂言で、南瀬六郎宗純はこの林姿と六部姿の二図描かれています。さてこの作品は次の三作品とともに四枚組み物になると考えられます。すなわち「八代森田勘弥の由良兵庫之介」、「中山富三郎の義興妻つくば御前」、「二世中村粂太郎の由良兵庫之介妻みなと」の諸作品です。
 従来この四枚組みの場面は、三段目の切である由良邸の兵庫之介の子千代を義興の一子徳寿丸のかわりに首打って、身替わりとして足利方へ渡すところといわれてきましたが、鈴木重三氏は、もし由良邸であるならば、宗純が六部姿でなければならない点と、みなとの時代的服装からみて、二段目の切、新田の居城内で交戦を主張する南瀬と講和をすすめる兵庫之介との対立の場を描いたものと考察を下しています。南瀬の、兵庫之介が主君のためにわが子を身替わりとして斬る場に遭遇し、その悲しみを共にする役より、交戦を主張する役の方が、長刀をついたポーズにふさわしく考えられます。
東洲斎 写楽 Toushusai Sharaku

Wikipedia Toushusai Sharaku

ウィキペディア 東洲斎写楽

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