大童山土俵入り 写楽 jpssharaku54

大童山土俵入り 写楽

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大童山土俵入り 写楽

間判錦絵33.2×22.7cm
落款:寫集画
板元:蔦屋重三郎極印
所蔵:リッカー美術館
 大童山文五郎は天下の怪童として名高く、天明八年二月出羽国村山郡長瀞村の百姓武左衛門の悴として生まれました。一度幕尻に上がったことがありますが、そのほかはずっと二段目に列し、その引退、没年は明らかでありません。しかし大童山は、勧進角力創業以来の最年少でした。上部に「寅ノ七才」とあり、これによって寛政六年の作ということが理解できますので、同年十一月場所を描いたものといえましょう。むっくりとふくらんだ文五郎の肥満ぶりをよくとらえています。
 この絵は、先年日本のとある田舎で紙くずのなかから発見された、貴重な作品です。「目方十九貫目余 丈三尺七寸九分」とありますが、八歳の大童山―‐・基盤を片手であげている図には、目方二十一貫五百匁、背丈け三尺九寸五分とあり、貫匁の違いが明記されて興味深いです。役者絵におそらく好評を失った写楽は、題材を相撲絵にとったと考えられますが、それだけに力のはいった秀作です。
東洲斎 写楽 Toushusai Sharaku

Wikipedia Toushusai Sharaku

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