山姥と金太郎・栗 歌麿 jpsutamaro59

山姥と金太郎・栗 歌麿

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山姥と金太郎・栗 歌麿

長大判錦絵 52.1×23.7cm
落款:歌麿筆
板元:村山麗治郎兵衛 極印
所蔵:リッカー美術館
 歌麿の描いた山姥と金太郎図は、四十種以上あるといいます。
そしてその制作時期は、寛政八、九年(1796、97)ごろと、寛政十一年(1799)ごろに分けられます。寛政九年、蔦屋重三郎が死んでいますが、その死後、蔦屋板もありますが、泉市、鶴喜、村治、近江崖、榎本などの板元:らの出版が多くなっています。図柄の関係で、第60図の「盃」と順序を逆にしましたが、以上のことでわかるように、「盃」が前の作で、本図は後の作です。
 ことに本図は、長大判という特殊な形の画面に、山姥の丈高い立ち姿を構図し、すがりつく金太郎を配した構図の妙味が生かされて、雰囲気描写に成功しています。しかし歌麿描く山姥の顔が、紅面の瓜実顔に変わっているためか、また山姥の蓬髪の描写がややひかえめであるためか、また木の葉を衣服のデザインに川いたわざとらしさのためか、どこかさぴしい描写となっているように思われます。
喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro

Wikipedia Kitagawa Utamaro

ウィキペディア 喜多川歌麿

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