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婦人相学十体・ポッピンを吹く女 歌麿 jpsutamaro16

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婦人相学十体・ポッピンを吹く女 歌麿

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婦人相学十体・ポッピンを吹く女 歌麿

大判錦絵揃物 38.7×25.7cm
落款:相見 歌麿画
板元:蔦屋重三郎 極印
所蔵:ホノルル美術館
 この図は、「婦女人和十品」にみるように、同じ図柄の作品があります。
 歌麿は、「婦女人相十品」のシリーズで、その身なりや風俗形式によって制作を進めたがたちまちゆき詰まってしまいました。そこで身分高下の風俗分類よりも、人相を深く探求するには、どうしても心身両面からことを運ばなければならないといいますので、後半から「婦人相学十肺」と改めたのではないかとされています。
 娘鳥田に髪を結い上げ、派手な市松模様の振り袖に幅広く帯を締めた娘の姿は、いわゆる深窓に育てられた箱入り娘でしょうが、歌麿描くこの図は、そうした清純さを感じさせる以上に、女性としての魅力を感じさせます。しかしポとヒンとかボッペンと呼ばれたガラス製の笛で遊ぶ姿は、まだ彼女が年若いことを示しているといえましょう。
喜多川歌麿 Kitagawa Utamaro

Wikipedia Kitagawa Utamaro

ウィキペディア 喜多川歌麿

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