三代沢村宗十郎の名護屋山三と三代瀬川菊之丞の傾城かつらぎ 写楽 jpssharaku30

三代沢村宗十郎の名護屋山三と三代瀬川菊之丞の傾城かつらぎ 写楽

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三代沢村宗十郎の名護屋山三と三代瀬川菊之丞の傾城かつらぎ 写楽

大判錦絵38.0×24.7cm
落款:東洲粛寫槃画
板元:蔦屋重三郎極印
所蔵:高橋コレクション
 「丸にいの宇」は沢村宗十郎の、そして「丸に結綿」は瀬川菊之丞の定紋です。画面の斜め右半分に十分な空間を残し、他の残存部分の直角三角形に二人の人物を描く構成は、画面に安定感を横溢させています。特に斜辺の宗十郎の頭と刀、菊之丞の頭・手・膝・楠棺を一直線に並べることにより優美さを加え、こまかい配色もさることながら黒の禰盾を最下部にしたことにより、非常に力強い中心を得、写楽の卓越した色感と構威力をそこに見出すことができます。
 宗十郎の宝尽し碁盤縞の着物の模様は。少々こまかすぎるきらいがありますが、背景のスペースの大きな点とか真黒な補推の部分の平凡さに対して一種のアクセントになっています。島原の廓で両人が出合っている場面ですが、白塗りのやさ姿の山三にもたれかかる遊女かつらぎのポーズはなんとも色っぽい雰囲気を醸し出しています。背景の白雲母が、ほんのりと紅色を浮き出してそのムードをより高めています。
東洲斎 写楽 Toushusai Sharaku

Wikipedia Toushusai Sharaku

ウィキペディア 東洲斎写楽

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