三代坂東彦三郎の帯屋長右衛門と四代岩井半四郎の信濃屋お半 写楽 jpssharaku37

三代坂東彦三郎の帯屋長右衛門と四代岩井半四郎の信濃屋お半 写楽

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三代坂東彦三郎の帯屋長右衛門と四代岩井半四郎の信濃屋お半 写楽

大判錦絵36.9×25.1cm
落款:東洲膏寫楽画
板元:蔦屋重三郎極印
所蔵:メトロポリタン美術館
 寛政六年七月河原崎座の二番目狂言はお半長右衛門でした。この年の秋狂言は心中物の競争で、河原崎座に対して桐座では梅川忠兵衛を出しています。長右衛門が遠州から片岡幸右衛門と同道の戻り道、石部の宿屋二見屋で、はからずもう伊勢参りのお半と馴染むところから心中の道行きまで四場にわたって上演されましたが、その最後の道行きを描いたものです。
 道行きは『桂川月思出』と題され、四十五歳のM右衛門と十三歳のお半のはかない死出の旅立ちを浄瑠璃に合わせて演じました。両人の年齢の違いを表すためか、長右衛門の地味な細かい竪縞模様の着物にくらぺて、お半の襟や袖口、裾廻しの紅はいかにも若いことを示して効果的です。このことは両人のポーズについても同様なことがいえます。お半の描線は柳の絲の乱れをみせ、彼女の振り袖はあわれな恋の重荷を示すごとく、いかにも重たげです。保存の良好な作品で、帯など色の槌色がなく、美しいカラフルな画面になっています。
東洲斎 写楽 Toushusai Sharaku

Wikipedia Toushusai Sharaku

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