猿曳き 春信 jpsharunobu43

猿曳き 春信

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猿曳き 春信

間判錦絵35.3××21.0cm
落款:鈴杢脊信画 板元:不明 家々の門毎に新年のことほぎを贈る猿廻しは、陽気な太鼓の音や猿の滑稽なしぐさにも似ず、現実にはどことなくうらぷれて悲しい男の姿となります。春信描くこの図のそれは、振袖姿のあでやかな女性に代えられて、くもりないめでたさのみを画㈲いっぱいにみなぎらせています。図上には有名な迎春の賀歌「幾かへりおなじ千年をかさぬらん君をためしの春の松かえ」が記され、やはり一種の見立絵とみるべきものであろ この図の背景をなします。墨流し”は、平安朝の料紙装飾に使われた古典的手法を応川したもので、雅な情趣をさらに高めるべく、効果的に役立てられています。春信の版画で。墨流し”のバ。タによる同工の作例としては別に「見立寒山拾得」がありますが、波文の自然な流れの美しさは、はるかに本図の方がすぐれています。錦絵は画家と刻摺の技術者(彫師、摺師)との協同制作になるものであり、本図を担当した彫師のすぐれた手腕が評価されます。
鈴木 春信 Suzuki Harunobu

Wikipedia Suzuki Harunobu

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